金子みすゞイベントレポート| 2023.05.31

100年の時を越えて 展覧会 金子みすゞの詩(うた)

こんにちは、JULA(ジュラ)出版局です。

金子みすゞ生誕120年、そして詩作デビュー100年を記念した巡回展「100年の時を越えて 展覧会 金子みすゞの詩(うた)」。
最初の会場となった東京・松屋銀座(5/24-29)は、6日間という短い会期にもかかわらず、たくさんのお客さまが足を運んでくださいました。

今回の展覧会は、みすゞが詩作を始めて100年ということを、もっとも大切に考えて企画しました。
100年前の鮮烈なデビューも、いま100年後の私たちが読んで心に響く魅力も、みすゞが「童謡と申すもの」の本物を目指してつくったことに根っこがあると、私たちは考えています。童謡とは、子どもたちにもわかる言葉で書かれた「本物の詩」であり真の芸術である――みすゞは、その思想に共感し、100年たっても古びない作品を書いたのです。
展示は、100年前のみすゞの活躍期、埋もれてしまった時代から矢崎節夫氏による遺稿発見までの甦り、遺稿に書かれたみすゞの自筆で読む60編以上の作品、絵本やデザイン、14か国語への翻訳といった広がりを紹介しています。
今も色あせることなくキラキラ輝くみすゞの魅力を、たくさんの詩を読みながら感じていただける展示になっています。
全国各地、できるだけたくさんの会場で見ていただけることを願っています。