お知らせ| 2024.08.26

静岡初のみすゞ展開催!

8月24日より、藤枝市郷土博物館・文学館にて、静岡県で初となる金子みすゞ展がはじまりました。
https://www.city.fujieda.shizuoka.jp/kyodomuse/1/802/22870.html

昨年5月に松屋銀座で開催された「100年の時を越えて 金子みすゞの詩(うた)」の全国2会場目の巡回です。藤枝市のみなさま、関係者のみなさまの熱心なご協力のもと、実現しました。
昨年生誕120年、詩作デビュー100年を迎えたみすゞ。ちょうど100年前の今ごろは、一冊目の手帳「美しい町」の終わりから、二冊目の「空のかあさま」の冒頭あたりを書いていたのではないかと思われます。今回も、みすゞの遺した3冊の遺稿手帳に加え、「琅玕集」「南京玉」、この巡回展で初公開となる、みすゞが参加した童謡同人誌「曼珠沙華」もご覧いただきます。


また、童謡「月の砂漠」を書き、画家としても活躍した、藤枝出身の加藤まさを(1897―1977)が描いた、みすゞをイメージさせる女性像の挿絵も特別展示しています。みすゞが亡くなって5年後の昭和10年、西條八十がみすゞを紹介する文章の挿絵として描かれたもので、作品「大漁」を思わせる少女像(上の写真)、八十が下関駅頭で一度だけ会った娘をおぶったみすゞの姿を、抒情的に描いた挿絵です。
会期中、さまざまなイベントも予定されています。この機会にぜひご覧ください。