金子みすゞ物語―みんなを好きに

現在、ほぼすべての小学生が、教科書で金子みすゞの詩に出合います。「金子みすゞってどんな人だったんだろう?」矢崎節夫が、渾身の思いを込めて子どもたちに贈るみすゞ伝記。『ほしとたんぽぽ』の上野紀子が愛らしい姿を描いています。

書籍情報

著:矢崎節夫 挿絵:上野紀子
定価:1,870円(本体1,700円+税)
発売日:2009年04月11日
判型:A5判
商品形態:上製本・カバー掛け
ページ数:288
ISBN:9784882842989

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著者紹介

矢崎節夫●やざき・せつお
1947年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。佐藤義美、まど・みちおに師事し、童謡・童話の世界で活躍。1982年、童話集『ほしとそらのしたで』(フレーベル館)で第12回赤い鳥文学賞を受賞する。また、童謡詩人金子みすゞの埋もれていた遺稿を見つけだし『金子みすゞ全集』(JULA出版局)として出版、以後その作品を世に伝える。1993年には『童謡詩人金子みすゞの生涯』(JULA出版局)を上梓、知られていなかったみすゞの全容を明らかにした。2003年より「金子みすゞ記念館」館長。2014年、第13回童謡文化賞、2021年には、長年の児童文化への貢献により、第60回児童文化功労賞受賞。

上野紀子●うえの・のりこ
1940年埼玉県生まれ。絵本作家、画家。日本大学藝術学部美術科卒。夫である中江嘉男(なかえよしを)が文、上野が絵を描いて絵本を合作。『Elephant Buttons』(ハーパーアンドロー社)でデビュー。「ねずみくんの絵本」シリーズ『ねずみくんのチョッキ』(ポプラ社)で講談社出版文化賞絵本賞受賞、1987年『いたずらララちゃん』で絵本にっぽん賞、2005年中江とともに巌谷小波文芸賞受賞。他の作品に『ぞうのボタン』(冨山房)、『ちいちゃんのかげおくり』(あまんきみこ作/あかね書房)、『こころのえほん』(なかえよしを作/ポプラ社)、『扉の国のチコ』(巌谷國士文・中江嘉男構成/ポプラ社)など多数。2019年逝去。

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